創業190年老舗酢屋の六代目が教える、
らっきょうの酢漬けには『あの酢』を使う!!
目次
皆様こんにちは(^_-)-☆
旧肥前國(現:佐賀県)で創業し、191年を迎える㋑右近酢屋六代目の右近諭志です🤓
早くも5月となり、暖かい気候が続きます。
これからの季節、夏の暑さに対抗して食べたくなるのが皆さん大好きな「カレー」ですね🍛
私も大好きで中辛で食べるなすび入りのカレーが最高です🤩
また欠かせないのが、カレーの副菜である『らっきょうの酢漬け』です。
『らっきょうの酢漬け』は程よい食感と酸味が食欲をそそり、疲れた身体を癒してくれます。
しかもカレーとの相性もバツグン(^^♪
そこで、今回は
老舗酢屋が教えます。らっきょうの酢漬けには『あの酢』を使う!!をテーマに、六代目常務がお話ししたいと思います🤓🚩
でも、らっきょうの酢漬けには『らっきょう酢』を使うでしょ!!と思われるかもしれませんが、
実は右近酢の食卓に並ぶ「らっきょうの酢漬け」には「あの酢」を使用したらっきょう漬けなんです(^^)ムフフ
という事で今回のお話しはらっきょうの酢漬けにまつわるお話です👇
「らっきょうの本場はどこ!?」
「らっきょうの効果とは」
「らっきょうの選び方・つける量」
「老舗酢屋が教えます。らっきょう漬けにはあの酢を使う」
「らっきょう漬けの方法」
「らっきょうの食べすぎは身体を壊す」を
テーマに纏めております。
これから作ってみたい!!✊と思う方にオススメです!!👍
では、老舗酢屋が教えます。らっきょうの酢漬けには『あの酢』を使う!!
についてお話ししたいと思います(^^♪
【らっきょうの本場はどこ!?】
さて今年も5~6月はらっきょうが収穫され出回る季節となりますが、
そもそもらっきょうの本場はどこ!?と思うかたも多いかと思いますが、
2020年の生産量ランキングを調べたところ下記の情報が出てきました↓↓
1位 | 鳥取県 | 2,259t | 29.10% |
2位 | 鹿児島県 | 2,114t | 27.20% |
3位 | 宮崎県 | 1,409t | 18.10% |
4位 | 沖縄県 | 510t | 6.60% |
5位 | 徳島県 | 459t | 5.90% |
なんと一番の生産量を誇るのは鳥取県です!!
続いて二位が鹿児島県。
三位が宮崎県となっています。
ではなぜ、鳥取県が一番の生産量を誇るのかと言うと、
らっきょうは生命力がとても強く、
水が少ない砂丘地や荒廃地でも栽培できる事から、一部の農家で自家用として栽培され始めました。
大正時代には産業組合が設立されて大規模栽培も可能となり、生産量が増えました。
現在では国内最高級品と称されるのが福部村産のらっきょうで、「砂丘らっきょう」で流通しています🚚
【らっきょうの効果とは】
続いて、らっきょうによる健康的な効果ですが、
らっきょうは葉茎菜類(ようけいさいるい)と呼ばれる葉と茎を食用にする野菜の仲間で、
カリウム、ビタミンC、食物繊維を含んでいます✨
では具体的にどのような健康効果があるのかを下記にまとめました👇
〇女性に嬉しいビタミンC!?
らっきょうにはビタミンCが含有されています。その為、癌や動脈硬化の予防、アンチエイジングなどに期待できます。
〇血液をサラサラにする!?
らっきょうはネギ、ニンニク、ノビル、ニラと共に「五辛」と呼ばれ、においや辛味の素はアリシンですξξ
アリシンは免疫アップ、発がん抑制、血液をサラサラにするなどの働きがあり、ビタミンB1の吸収を助けます✋
〇便通改善!?
らっきょうは食物繊維が多く、血糖値やコレステロール値の上昇を抑え、便通を改善します🚽
〇胸の不快感を緩和!?
らっきょうは漢方では薤白(がいはく)と呼ばれ、中国伝来時は薬用として活用されていました。
体を温めて気血のめぐりを抑止、胸や胃のあたりの不快感を緩和すると言われています。
特に狭心症や助間神経痛に特効ありとされていました。
【らっきょうの選び方と酢漬けの量】
まずは美味しい酢漬けには、
美味しいらっきょうを選ぶ必要があります。
でもどんならっきょうが良いの?と分からないことが多いので、
今回は3つのポイントでお伝えいたします🏫
〇POINT1《らっきょうの選び方》
スーパーなどで選ぶ際は、日に当たって青くなったもの、
全体的にスマートなものは避けること✖
泥付きが一番オススメです〇!!
特に全体的に粒が揃っていて身が締まり、首が締まってオシリがぷっくり膨らんだものが上質です◎👍
※泥付きは分かりにくい為、信用がおけるお店を決めておくと良いです✨
〇POINT2《漬ける量》
らっきょうは出回る時期が限られ、すぐに芽を出してしまいます!!
なので一年分を目安に酢漬けもしくは塩漬けにするのがベストです🚩🍽
(酢漬けであれば四人家族で2Kg位がおすすめです。)
〇POINT3《洗いらっきょうが楽だけど》
店頭には綺麗に洗浄され、長さをそろえてカットした「洗いらっきょう」も市販されていますが、美味しさを追求するならば、泥付きのほうが味も美味しいです✨
市販品の中には薬品で皮をむいた商品もあるので要注意です🙅
【老舗酢屋が教えます✨らっきょう漬けにはあの酢を使う】
それでは『老舗酢屋が教えます。らっきょう漬けにはあの酢を使う』ですが、
実は右近酢の食卓に並ぶ「らっきょうの酢漬け」ですが、
使用するお酢は「りんご酢🍎」です✨
らっきょうの酢漬けにりんご酢!?と思われるかもしれませんが、
香り豊かなりんご酢は酢漬けにも相性が良く、
氷砂糖と一緒に漬け込むことで、食感と甘みのバランスが最高な「らっきょう漬け」が完成します🤩
それでは具体的な漬け方を常務が描いたイラストでご紹介したいと思います✍
下手なイラストですが、ご了承下さい💦
🍎りんご酢を使用した漬け方🍎
りんご酢や純米酢で漬けると自身で甘味を調整できる為、自分好みの味わいとなります。
材料 | 重量 | ポイント |
泥付きらっきょう | 1Kg | 泥付きのほうが味も美味しいです。 |
塩 | 60~70g | 洗浄後のらっきょうに対して8~10%の塩をまぶします。 |
氷砂糖 | 300g | ばら印がオススメです。 |
米酢又は りんご酢 |
300~400ml | 天然醸造が浸透圧も高いのでオススメ |
赤唐辛子 | 1~2個 |
【1】らっきょうの根と茎を切ります
らっきょうは(出来れば)泥付きのものを1kg用意し、包丁で首と根を切り落とします🔪
【2】切ったらっきょうを洗います
丁寧に水洗いし、泥と表面の枯れた薄皮をこすり落とします✋
この処理で1kgのらっきょうが、およそ700~800gまで減ります。
綺麗に洗ったら(しっかりと)水を切り、
ボウルへ入れて60~70gの塩をまぶします。
※処理済のらっきょうに対して8~10%の塩です。
【3】一晩おきます
軽い重石(おもし)を乗せ一晩おきます。
【4】翌日、ザルにあげ熱湯をかけます。
ザルにあげて、熱湯をかけながら塩分を取ります。
※熱湯をかけるとシャキッとします。
【5】容器に入れ氷砂糖と米酢、又はりんご酢を加え漬け込みます。
らっきょうの水分が切れたら容器に入れ、
上部に氷砂糖300gをまぶします。
そこに、米酢、又はりんご酢をらっきょうの高さ八分目(約300~400ml)まで注ぎます。
氷砂糖が溶けてくるとらっきょうがヒタヒタになります。
※ヒタヒタになるように調整してください。
【6】赤唐辛子を小口切りにして入れます。
【7】味を調整します。
翌日に味見をして甘味が足りなければ、
氷砂糖を足して調整します。
約3週間くらいで食べられるようになり、
長期間保存も可能です。
《純りんご酢》
《純米酢》
らっきょう酢を使用した漬け方
らっきょう酢は甘味が加わっており、
手軽で簡単に酢漬けが作れます。
重量が変わる為、ご注意下さい。
材料 | 重量 | ポイント |
泥付きらっきょう | 1.5Kg | 泥付きのほうが味も美味しいです。 |
塩 | 約110~120g | 皮をむいた状態(処理済み)で計測し、重量の1割塩を加えます |
らっきょう酢 | 1000ml | メーカーにより甘さが異なり、南蛮漬けとよばれることもあります。 |
赤唐辛子 | 1~2個 |
【1】らっきょうの頭と尻を切る
らっきょうは、できれば泥付きのものを1.5kg用意します。
首と根を切り落とします。
【2】水洗いをします。
この処理で1.5kgのらっきょうが、およそ 1.1~1.2Kgまで減ります。
綺麗に洗ったら(しっかりと)水を切り、
ボウルへ入れて110~120gの塩をまぶします。
※処理済のらっきょうに対して8~10%の塩です。
【3】そのまま一日置きます。
【4】ザルに移し、熱湯をサッとかけます。
【5】水を切り、らっきょうが浸かるくらいまで右近酢のらっきょう酢を入れます。
【6】らっきょうが酢中によく浸かるようにする。
【7】赤唐辛子を小口切りにして入れます。
【8】2~4週間で召し上がられます。
以上、創業191年老舗酢屋が教える
「美味しいらっきょうの漬け方」でした❗️✨
これからの季節、らっきょうは食卓で役立つこと間違いなし!!
是非、天然醸造によるお酢でらっきょう漬けを体感してください✨
【おまけ:らっきょうの食べすぎは身体に悪い!?】
昔から「らっきょうは食べすぎるとお腹を壊す」と言われてきましたが、
これは事実です。
と言うのも「らっきょう」には殺菌作用が高い『硫化アリル』を含んでおり、食べ過ぎると胃に負担がかかってしまい胃の粘膜を荒らす可能性もございます✖
さらに水溶性の『食物繊維』も豊富な為、消化不良を引き起こし、
おなかを下してしまうこともあります🚽⤵⤵
では目安としてはどのくらいたべればいいの??と思われますが、
一日、4~5粒程がオススメで、
何事も食べすぎには要注意です▲
また、らっきょう漬けを食べる際は、酢液も一緒に摂取するとお酢の効果も得られる為、オススメです✨
皆様、今回のお話しはいかがでしたでしょうか??🤓
気になる方は是非、らっきょう漬けにチャレンジしてみてください✋
それでは次回も『お酢』をテーマに6代目常務が
皆様にお役立てするお話しをしたいと思います🙇♂️
お楽しみにどうぞ🎶💨
過去のブログや動画も是非、ご覧ください♪♪
①お酢についての最新の効果効能情報!!美容編ブログ🖋▶▶
お酢についての最新の効果効能情報!!美容編YouTube🎦▶▶
②お酢についての最新の効果効能情報!!身体編ブログ🖋▶▶
お酢についての最新の効果効能情報!!身体編YouTube前編🎦▶▶
お酢についての最新の効果効能情報!!身体編YouTube後編🎦▶▶
③料理が激変!?もしかしてお酢の選び方間違っていませんか?ブログ🖋▶▶
料理が激変!?もしかしてお酢の選び方間違っていませんか?YouTube🎦▶▶
⑤プロのサッカー選手も愛飲!?サッカー上達にはお酢が欠かせない5つの理由!!ブログ🖋▶▶
プロのサッカー選手も愛飲!?サッカー上達にはお酢が欠かせない5つの理由!!YouTube🎦▶▶
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