右近酢の酢酸菌について

創業より伝承する酢酸菌

先日のNHK「酢の特集」より放映された酢酸菌が話題となっております。来店したお客様より「右近酢さんの酢酸菌はどんなのですか?」との質問が非常に増えてきたので、写真も含めてご説明いたします。
右近の酢酸菌
酢酸菌(さくさんきん)も様々な種類がございますが、大別するとアルコールを酸化して酢酸にするアセトバクター属、主としてグルコースを酸化してグルコン酸をつくるグルノバクター属に分けられます。酢酸菌は好気性菌で、生育に酸素が必要です。創業より培った静置発酵法では液面上に薄い膜を張り酸化しながら食酢を造ります。その際に比重が軽いアルコールは上部に、造られたお酢は下部へ移り変わることで、静かな対流が発生します。右近酢では酢酸菌を190年絶やすことなく守り続け、可能な限り有効な成分、酢酸・クエン酸・有機酸を残すように心がけたお酢造りを実施しております。気になる方は、是非一度見学会へお越しください。